10 Nov 2013

世界遺産上賀茂神社で出逢った神聖アート。
神事は日本古来からの芸術文化!!
神聖な場所だからこそ、
言い伝えや伝統があり、職人や選ばれた人にしかなしえない技と魂が、そこにあります。
私達日本人でも知らない日本の美意識に触れることができ、日本人であることに誇りを持つことができる瞬間でもあります。
さて、左右対象にある、この円錐の砂。
これな~に?
「立砂(たてずな)」というそうです。
この立砂は、神様が最初に降臨された上賀茂神社の北2kmにある神山を模して作られたと言われているのだそう。
鬼門や裏鬼門に砂をまき清めるのはこの「立砂」が起源とされているのだそうです。
続いて、私が感動したのが、檜皮葺の屋根。
丸いフォルムにどうしても惹かれてしまいます。
なんて、柔らかな曲線なんでしょう・・・
現在修復中の、国宝御本殿・御権殿の屋根の檜は、樹齢100年の木に限定されていると、説明をうけた。そして、檜の一番皮は剃りやすいらしく、わざわざ皮を剥ぎ、10年待って2番目の皮を仕様するとのこと。
みてみて!!
1cmくらいの間隔で、檜の皮を少しづつづらしながら、幾重にも重ねて竹釘で一枚ずつ止めていくという、気の遠くなるような作業は、神業と言っても過言ではないと思います。
【これが竹釘】
この釘を作るのも気が遠くなる作業です・・・
改めて、作業に携わる職人さん達に敬意をはらうと共に、
「ああ・・・日本人ってやっぱり凄い!」と思える瞬間です。
古きよき伝統とそれを支えている職人たちの匠の技をいつまでも絶やすことなく守り抜いていきたいものです。