ミシンも触ったことのない学生が人を魅せる衣装をつくれた理由とは

藤野がプランニングし、学生たちが形にした衣装の全貌!

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桜美林大学パフォーミングアーツプログラム(通称 OPAP)vol.50『パンドラの鐘』

脚本:野田秀樹

演出:今井朋彦

演出家プロフィール
1992年に文学座座員となり、現在に至る。
劇団内外を問わず、またジャンルを問わず、演劇、ミュージカル、ダンスパフォーマンス、TV、ラジオ、映画と活動の場を広げる。
近年では演出家として世田谷パブリックシアター、静岡芸術劇場(SPAC)にも招聘されている。
近年の出演作品として舞台「ヘンリー六世」「国民の映画」「破産した男」、TV「新撰組!」「古畑任三郎ファイナル」「相棒」、演出作品として「星の王子さま」「わが町」などがある。
これまでに第31回紀伊国屋演劇賞個人賞、第9回読売演劇大賞優秀男優賞を受賞。また本年3月には第62回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞している。
2010年より桜美林大学専任講師を務める。

ストーリー概略

古代、ある海辺の王国で、葬式王ミズヲが埋めようとした王の棺は、猫の死体しか入っていなかった。亡き王の後を継ぐことになったヒメ女は、ミズヲを口封じに殺すはずが、なぜか彼を生かしてしまう●ミズヲはヒメ女に刺激を与える品々を海から引き上げながら、次第に葬式王として出世して行く。ある日、海から謎の鐘がみつかり、その鐘が国の進退を左右することになる。●一方、第二次世界大戦中の長崎。ピンカートン財団は失われた古代王国のヒミツを手に入れるべく発掘活動を行っていた。●そして、古代と現代で、鐘に隠された、秘密が明かになった。鐘は太陽ほどもある巨大なエネルギーを爆発させ国を滅ぼす、という悪魔の秘密だった。●そのとき、鐘を媒介にして、古代と現代が交錯した。鐘が国の運命をにぎっている。鐘と一緒に自分を葬れば、国は救われると、ヒメ女は覚悟をする。
記事:はてなキーワード より

デザイン画

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デザインポイント

それぞれのキャラクターの持つイメージや色を、お客様に分かりやすく伝える事に努めた。
ヒメ女は、一国の王として死を覚悟するシーンが、天照大神の天の岩戸の伝説とリンクした事もあり、徐々に日本古代の女王に近づける設定をしていった。
とはいえ、最後まで種明かしをする訳にはいかないので、あくまで時代や国は不明確にしておく事も忘れてはならない。
ヒメ女が「太陽」なら、狂王は「月」をイメージしている。

舞台写真

雑巾を縫った事しかないようなレベルの学生たちでも、頑張ればここまでの衣装がつくれます!

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衣装製作が初めてでも、ここまで形にすることが可能だった理由

●時代設定が、「古代」「未来」というような、創造の世界であったこと

これは、大きな要素であったと思います。
ほとんど、「直線」「折りたたむ」「寄せる」「しばる」というシンプルな作業で形になるよう考えました。

人間が太古の昔、布をまとい始めた頃の発想に戻り、布の中に体が入る事により形になる。
ミシンを触ったことがない学生の手で形にするということが大前提ということもあり、
単純作業で見栄えのよい衣装になるようプランニングしたのが今回の衣装の特徴です。

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